元山上口駅

生駒山を経て大阪へ向かうハイキングコースの出発駅で、コース上には古い石仏も散在しているよ。

大正15年開業で、1日の乗降者数は2400人。現在の駅舎は平成12年の改修。ホームはカーブしており、列車到着時には列車とホームの間で「足下灯」が点滅、更にアナウンスで注意を呼びかける。

初代神武天皇が雨を祈ったとの伝承も残る古社で、別名瀧の宮。鳥居から続く長い石段の上に、端正な社殿が鎮座する。

コースは鳴川の渓流に沿って進む。千光寺の手前、その行場の一つである清の滝付近には、鎌倉期以降の石仏が散在。巨大な岩肌に八尺地蔵や貝吹地蔵などが刻まれ、見上げれば勧請縄。独特の雰囲気の中更に歩を進めれば、鳴川の集落に入る。

役行者が大峰山（山上ヶ岳）を開く前に修行したことから「元山上」とも、また行者の母が修行したことから、女人禁制の大峰山に比し「女人山上」とも呼ばれる。境内至る所に行者像。背後には行場が広がる。

小さな店内には、自慢の焼き菓子がズラリ。特におすすめはブルターニュ産クリームチーズを使ったコク深いチーズケーキ。タルトの小麦も吟味しており、風味豊かでサクサク。季節のフルーツ系タルトもぜひ。

オープン以来、地域で人気を集めるパン屋さん。気温や水温に合わせて常に発酵時間を調節、一定の味を保つ。調理パンなど50種類以上。売り切れてしまうこともあるので、11時から13時頃の来店がおすすめ。

＊この記事は2011年に取材した内容です