観光案内

丹生川上神社中社

- にうかわかみじんじゃなかしゃ -
(吉野郡東吉野村)

御祭神の罔象女神(みづはのめのかみ)は水、雨を掌る大神で、祈雨・止雨の神として、奈良時代(763年)の淳仁天皇の奉幣祈晴をはじめ、応仁の乱(1467~77)の頃までに96回の奉幣祈願がなされ、朝廷・国家また人々より篤い崇敬を受けてきた。


朝廷の奉幣にあたり雨乞いには黒馬を、雨止めには白馬を奉ることを例とした。

 

平安時代の「延喜式」(927年)では、名神大社という特に霊験あらたかな神社として月次、新嘗祭に際し官幣に預かり雨師社・雨師明神・丹生大明神とも称され、また平安中期以降には朝廷における最高の社格となる「二十二社」の一つに数えられた。

 

戦国時代以降には丹生川上神社の所在地が不明となってしまい、現在は上社(川上村)、中社(東吉野村)、下社(下市町)の三社別々の神社となっている。登記上「丹生川上神社」は中社になる。

 

瑞垣内にある石燈籠は重要文化財に指定されている。

データ

所在地

奈良県吉野郡東吉野村小968

電話

0746-42-0032

社務所

夏季/8:30~17:00

冬季/8:30~16:30