母公堂
- ははこうどう -
(吉野郡天川村)
修験道の開祖、役行者の母「白専女(しらとうめ)」を祀るお堂。
大峰山で修行に励む息子を案じた役行者の母・白専女が大峰山へ登ろうとした際、大蛇に阻まれ行く手を塞がれた。あきらめて里に引き返した白専女は庵を結んで息子の無事を祈っていた。すると阿弥陀如来が現れ、役行者の修行の妨げをしてはいけないとたしなめたという。
以後この地は女人禁制の結界口と定められ、母公堂と呼ばれるようになった。現在では安産に霊験あらたかとされている。
データ
所在地
吉野郡天川村洞川
電話
0747-64-0930
山号
大峯山
本尊
白専女(しらとうめ)