石舞台古墳
- いしぶたいこふん-
(高市郡明日香村)
もとは一辺55mの方墳(もしくは上円下方墳)で、早くに墳丘の盛土が流出してまい、石室の天井石が水田のなかに露出していた。
1933年(昭和8)の第一次調査と1935年(昭和10)の第二次調査により、石舞台古墳造営に際し、周辺部で破壊された古墳が7基見つかった。本体部分も含めると約20基の古墳が破壊されたことになる。おそらく群集墳のあったところを大規模に破壊し、丁寧に改葬して石舞台古墳を築いたと思われる。その点を考慮すると、被葬者は当時のかなりの権力者であるといえる。
石室の形態などから、7世紀前半に造営されたものと考えられ、蘇我馬子の桃原墓の可能性がいわれている。
データ
所在地
奈良県高市郡明日香村島庄133
電話
0744-54-3240(飛鳥観光協会)
営業時間
8:30~17:00(16:45最終受付)
休業日
無休
入場料
一般 300円
高大生 130円
小中生 70円
墳形
方墳、上円下方墳など
築造年代
7世紀前半頃
被葬者
蘇我馬子、蘇我蝦夷など