高松塚古墳
- たかまつづかこふん -
(高市郡明日香村)
1972年(昭和47)3月の発掘調査で、石槨内から彩色壁画が発見され、一躍有名になった壁画古墳で国特別史跡。これ以降の「飛鳥ブーム」の火付け役ともなった大発見であった。
壁画は、北壁に玄武、東壁に青龍、西壁に白虎が描かれており、中国から伝来した四神思想に沿っている。また側壁にはそれぞれ、朝堂儀礼のスタイルで描かれた女性群像、男性群像が4人ずつ描かれ、当時の衣裳を知る資料となった。
古墳内部のようすは、隣接の壁画館で知ることができる。
データ
所在地
奈良県高市郡明日香村平田439
電話
0744-54-3340(高松塚壁画館)
開館時間
9:00~17:00(16:30最終入館)
休館日
12/29~1/3
入館料
一般300円
高大生130円
小中生70円
墳形
円墳
築造年代
7世紀末~8世紀前半
被葬者
忍壁皇子、高市皇子、石上麻呂、百済王禅光など